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ウルトラワイドを見送ってWQHDデュアルにした理由:Zoom/Teams/Google Meetと画面共有から考える

購入前・導入前の調査 仕様と一次情報をもとにした検討記録です。未使用品の操作感は評価していません。

ウルトラワイドモニターを検討しつつも、最終的にFullHDデュアルからWQHDデュアル構成を目指すことにした理由をまとめました。 Zoom/Teams/Google Meetでの画面共有の違いと、自分のワークフローに合うモニター構成の考え方を整理します。

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PX277PROを選んだ経緯や、その後にUWQHD・4Kも含めて次のモニターを迷っていた検討を踏まえ、この記事では会議ツールの画面共有仕様という別の切り口から構成方針を決め直しています。

きっかけ:FullHDデュアル環境への小さな不満

ここ数年、在宅作業では

  • FullHD(1920×1080)のモニター2枚構成

で作業してきました。

構成はシンプルで、

  • 片側:オンライン会議で 画面全体を共有する用
  • もう片側:自分だけが見る メモ・資料・チャット用

というスタイルです。

この構成自体はかなり気に入っているのですが、
使い続けるうちに、こんな不満が出てきました。

  • ExcelやIDE、ブラウザを横に2分割すると どちらも狭い
  • もう少し情報量を増やしたい
  • どうせなら モニター構成ごと見直してもいいのでは?

そこで候補に上がったのが、

  • 34インチクラスのウルトラワイドモニター 1枚構成
  • WQHD(2560×1440)の27インチを2枚構成

の2パターンでした。


用語の補足

  • WQHD(Wide Quad HD):解像度2560×1440の表記。FullHD(1920×1080)の約1.78倍の情報量を表示できる
  • ウルトラワイドモニター:一般的なモニターより横に長いアスペクト比(21:9など)を持つモニター。1枚で複数画面分の横幅を確保できる
  • 画面全体共有:会議ツールで、物理ディスプレイの表示内容をそのまま相手に見せる共有方式
  • ウィンドウ共有:特定のアプリのウィンドウだけを切り取って相手に見せる共有方式
  • アスペクト比:画面の横と縦の比率。一般的なモニターは16:9、ウルトラワイドは21:9前後が多い

※「解像度」「モニターアーム」は一般的な用語のため省略する。


画面共有ツールごとの「できること」を整理する

まずは、自分がよく使うオンライン会議ツールの
画面共有の仕様を整理しました。

Zoom:画面の一部を共有できる

Zoomは、共有方法がかなり柔軟です。

  • 画面全体(ディスプレイ単位)
  • アプリ単位
  • 画面の一部(任意の範囲をドラッグして指定)

この「画面の一部」機能を使えば、
ウルトラワイドモニター1枚構成でも、

  • 左側 2,560×1,440相当だけ共有
  • 右側は自分だけのメモやチャット

といった使い方が現実的にできる。

Zoomだけを使うなら、ウルトラワイドとの相性は悪くありません。


Microsoft Teams:画面全体 or ウィンドウ単位

一方 Microsoft Teams は、

  • 画面全体
  • 特定のウィンドウ
  • PowerPoint Live/ホワイトボード

といった共有方法が中心です。

任意の一部分だけを切り取る共有機能はありません。

そのため、

  • ウルトラワイドの「画面全体」を共有すると
    → 参加者側には横に長すぎる画面が表示される
  • 「ウィンドウ共有」にすると
    → 見せたいアプリを変えるたびに、共有先を選び直す必要がある

という、どちらも少し扱いづらい状況になります。


Google Meet:タブ/ウィンドウ/画面全体

また Google Meet も、

  • ブラウザタブ
  • ウィンドウ
  • 画面全体

という構成で、やはり 「画面の一部」共有はなし

Zoomのように「広い画面の一部だけを切り取る」運用は想定されていません。


自分の画面共有スタイルとのギャップ

ここで改めて、自分の画面共有スタイルを言語化してみました。

  • 基本は 「片側の画面を丸ごと共有」 する
  • 会議中に見せるアプリは
    → 共有している側の画面の中で Alt+Tabで切り替えるだけ
  • アプリ単位の共有先切り替えは極力やりたくない

つまり、

「一度“画面全体共有”を開始したら、あとはアプリ切り替えだけで乗り切りたい」

というタイプです。

このスタイルと、Teams/Google Meetの仕様を突き合わせると、

  • 物理モニターが1枚になるウルトラワイド構成では
    → 「画面全体共有」にすると、何を表示しても全部見えてしまう
    → 「ウィンドウ共有」にすると、共有対象の切り替えが面倒

という、どこかを妥協しないと成立しない構成になってしまいます。


ウルトラワイドを“やめた”決め手

ウルトラワイドを検討していたときは、

  • ベゼルが真ん中にない大画面
  • 横に3〜4分割しても余裕の作業領域
  • ゲームや動画視聴では没入感が高い

と、メリットもたくさん見えていました。

それでも 見送ることにした決め手 は、次の2点です。

  1. Teams/Google Meetで「画面全体共有」を維持するのが難しい
  2. 自分は「共有先のアプリをいちいち切り替える」のが、とにかくストレス

「Zoomだけならなんとかなるけど、
実際にはTeamsとGoogle Meetを日常的に使う」という現実を考えると、

ウルトラワイド1枚構成は、自分のワークフローと根本的に相性が悪い

という結論になりました。


判断基準の言語化:何を優先し、何を妥協したか

ウルトラワイドは、単体で見ればかなり魅力的な選択肢だった。大画面の没入感や作業領域の広さは、デュアルモニターでは得にくい良さがある。

それでも見送った理由を整理すると、優先順位はこうなる。

  1. 会議中の運用がストレスなく回ること(最優先)
  2. 作業領域の広さ(できれば増やしたい)
  3. 画面の没入感・見た目のかっこよさ(あれば嬉しいが必須ではない)

自分の会議頻度を考えると、1日の中でTeamsやGoogle Meetを使う時間は決して短くない。その毎回で「ウィンドウ共有の切り替え」という小さなストレスが積み重なることを想像すると、作業領域の広さや没入感より、運用のシンプルさを優先すべきだと判断した。

逆に言えば、会議頻度が低い人や、そもそもZoom中心で運用している人であれば、ウルトラワイドの評価は変わってくると思う。この記事の結論は「ウルトラワイドが悪い」という話ではなく、あくまで自分の会議ツールの使い方に対する相性の問題だと捉えている。


想定シーン別の向き・不向き

会議でTeams・Google Meetを日常的に使う働き方

「画面の一部だけ共有」ができないツールを主軸に使う場合、ウルトラワイド1枚構成は共有のたびに一手間かかりやすい。WQHDデュアルのように、そもそも共有用と非共有用でモニターを分けられる構成の方が運用は単純になる。

Zoom中心で画面共有する働き方

Zoomの「画面の一部を共有」機能を使えば、ウルトラワイド1枚でも共有領域と非共有領域を分けられる。会議ツールがZoomにほぼ限定される場合は、ウルトラワイドの相性は悪くないと考えられる。

動画編集・映像視聴などマルチメディア用途中心

会議での画面共有を伴わない用途であれば、ウルトラワイドの没入感や横方向の作業領域の広さがそのまま利点になる。今回見送った理由は会議運用との相性が主因であり、会議を伴わない使い方では評価軸が変わってくる。


よくある疑問(Q&A)

Q. ウルトラワイドでも「ウィンドウ共有」だけ使えば解決しないか。 A. 解決はするが、共有するアプリを切り替えるたびに共有先を選び直す手間が発生する。今回、この切り替え作業自体をなくしたいという要件があったため、ウィンドウ共有前提の運用は候補から外した。

Q. WQHDデュアルにすると、会議で見せたくない画面まで映らないか。 A. 物理的に2枚のモニターに画面が分かれているため、共有する側の画面を丸ごと映しても、もう一方(メモ・チャット用)は映らない。この「物理的に分離できる」点も、ウルトラワイド1枚構成に対する利点だと考えている。

Q. 将来的にウルトラワイドを検討し直す可能性はあるか。 A. 会議ツールの仕様(部分共有機能の追加など)が変われば見直す余地はある。現時点の各ツールの仕様を前提にした判断であることは記しておく。


方針転換:構成はそのまま、解像度だけ上げる

そこで発想を少し変えて、

  • 物理2枚構成はそのまま維持
  • 代わりに 1枚あたりの解像度をFullHD → WQHDへアップグレード

という方針に切り替えました。

WQHD(2560×1440)は、FullHDと比べて

  • 横:1920 → 2560
  • 縦:1080 → 1440

と、単純計算で 約1.78倍の情報量 が表示できる。

これを2枚並べれば、

  • 画面共有の運用は 今まで通り「片側全画面共有」
  • 作業領域だけを 着実に広げられる

という、「会議運用を崩さない」形でのアップグレードが実現できる。

具体的には、Pixio PX277 PRO をメインに、JAPANNEXT JN-IPS27Q-C6 をサブとして追加する構成を検討しています。
どちらも WQHD・USB-C 対応で、仕事用とサブ用の役割分担がしやすいと判断しました。


モニター構成を検討するときのチェックリスト

今回の検討を通じて、会議運用が絡むモニター構成を選ぶ際に確認しておくとよいと感じたポイントをまとめておく。

  • 日常的に使う会議ツールで「画面の一部だけ共有」ができるか
  • 会議中にアプリを切り替える頻度と、その都度共有先を選び直す手間を許容できるか
  • 作業領域を広げたいのか、画面の没入感を求めているのか、目的を切り分けているか
  • 物理的にモニターを分けたい理由(共有画面と非共有画面の分離など)があるか
  • 将来的に会議ツールの仕様が変わる可能性も踏まえているか

あわせて読みたい検討記録

製品リンク

Pixio PX277PRO

JAPANNEXT JN-IPS27Q-C6

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