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シエンタとフリードを比較して、コンパクトミニバンを候補から外した理由

購入前・導入前の調査 仕様と一次情報をもとにした検討記録です。未使用品の操作感は評価していません。

三列シートのコンパクトミニバンとして、シエンタとフリードを比較しました。 どちらも魅力はありましたが、後席の快適性と荷室の使い勝手で条件に合わず、ミドルサイズミニバンへ検討を進めることにしました。

現時点での結論

三列シートのコンパクトミニバンとして、トヨタ シエンタとホンダ フリードを比較しました。

どちらもサイズ感はかなり魅力的でした。

大きすぎない車体で三列シートを選べるので、街乗りや普段使いでは扱いやすそうです。
ただ、私が重視していた条件で見ると、どちらも決め手に欠けました。

結論としては、コンパクトミニバンではなく、ミドルサイズのミニバンを候補にして検討を進めます。

理由は大きく2つです。

  • シエンタは後席にエアコンやクーラーがない
  • フリードは三列目の格納方式が荷室用途に合わない

どちらも単体で見ると良い車だと思います。
ただ、使い方に合うかどうかで見ると、今回は候補から外す判断になりました。

検討していた背景

今回探していたのは、三列シートのコンパクトミニバンです。

大きなミニバンほどのサイズは不要でも、荷物をしっかり積みたい。
必要なときには三列目も使いたい。
そのバランスを考えると、シエンタとフリードはかなり有力でした。

特に見ていたポイントはこのあたりです。

  • 三列シートがあること
  • 普段は三列目を荷室として使いやすいこと
  • 後席の空調があること
  • カートを2台積める余裕があること
  • 車体サイズが大きすぎないこと

用語の補足

  • 三列シート:前席・中列・三列目の3列の座席を持つ車の構造。人数が多いときや荷室拡張時に使い分けられる
  • 床下格納:三列目のシートを座面ごと床下に折りたたむ収納方式。畳むと荷室がフラットに近くなる
  • 跳ね上げ式:三列目のシートを左右に立てて跳ね上げる収納方式。畳んでもシートが荷室の左右に残る
  • コンパクトミニバン:ミニバンの中でも比較的車体が小さいクラス。取り回しの良さと三列シートを両立させたモデルが多い
  • ミドルサイズミニバン:コンパクトミニバンより一回り大きいクラス。荷室・居住性に余裕が出やすい

最初は、シエンタかフリードのどちらかで十分ではないかと考えていました。
ただ、細かく見るとそれぞれ弱点がありました。

判断基準:何を最優先にしたか

今回の検討では、条件が複数あったため、優先順位をあらかじめ整理しておきました。

  1. 荷室の使い勝手(カートを2台積める余裕があるか)を最優先
  2. 後席の空調(夏場に人や荷物を後席に乗せても快適か)を次に置く
  3. 車体サイズの取り回しやすさは、上の2つを満たした上での加点要素とする

こう並べてみると、シエンタとフリードはどちらも1番目と2番目のどちらか片方しか満たせていないことが分かります。シエンタは1番目を満たすが2番目が弱く、フリードは2番目を満たすが1番目が弱い。優先順位の1位を空調ではなく荷室に置いたのは、日常的な使用頻度が高いのが荷室の積み下ろしだったからです。ただし後席空調も「妥協できる範囲」を超えていたため、結果的にどちらも条件を満たせないという判断になりました。

比較対象

車種概要気になった点
トヨタ シエンタコンパクトな三列ミニバン。三列目を床下格納できる後席にエアコンやクーラーがない
ホンダ フリードコンパクトな三列ミニバン。後席用クーラーがある三列目が跳ね上げ式で荷室を圧迫する

どちらも「コンパクトで三列」という意味ではかなり近い存在です。
ただ、空調と荷室の考え方がかなり違いました。

シエンタで気になったところ

シエンタで一番良いと感じたのは、三列目の格納方式です。

三列目を床下に格納できるので、使わないときの荷室がすっきりします。
荷室を広く使いたい場合、この方式はかなり便利です。

カートや大きめの荷物を積むことを考えると、三列目が荷室の左右に残らないのは大きなメリットでした。

一方で、後席の空調が気になりました。

シエンタには後席用のエアコンやクーラーがなく、基本的にはサーキュレーターで空気を送る構成です。
前席側の冷暖房を後ろへ回す考え方なので、後席だけでしっかり冷やす仕組みではありません。

ここは想像以上に大きな判断材料でした。

夏場に後席へ人や荷物を乗せることを考えると、サーキュレーターだけでは少し不安が残ります。
三列目の格納は理想に近かったのですが、後席空調の面で候補から外しました。

フリードで気になったところ

フリードは、後席にクーラーがある点が魅力でした。

コンパクトミニバンで後席用の冷房があるのは、かなり安心感があります。
シエンタで気になった空調面を補えるので、最初はフリードのほうが条件に合いそうだと感じました。

ただ、三列目の格納方式がネックでした。

フリードの三列目は床下格納ではなく、左右への跳ね上げ式です。
三列目を使わないときでも、シートが荷室の左右に残ります。

この方式だと、荷室の床面は使えても、左右の空間がかなり削られます。
カートを2台積む前提では、かなり厳しいと感じました。

荷室を広く使いたい用途では、跳ね上げ式の三列目が思った以上に邪魔になります。
後席クーラーは魅力でしたが、荷室容量の面で候補から外しました。

シエンタとフリードの比較表

比較項目シエンタフリード
車体サイズコンパクトで扱いやすいコンパクトで扱いやすい
三列シートありあり
三列目の格納床下格納左右跳ね上げ式
荷室の使いやすさ三列目格納時はすっきり使いやすい三列目跳ね上げ時に左右が狭くなる
後席空調サーキュレーター中心後席クーラーあり
今回の評価荷室は良いが空調が合わない空調は良いが荷室が合わない

こうして並べると、どちらも一長一短でした。

シエンタは荷室の使い勝手が良い。
フリードは後席の快適性が良い。

ただ、私の使い方では両方が必要でした。

今回の条件ではどちらも決めきれなかった

シエンタとフリードは、どちらも悪い車ではありません。
むしろ、コンパクトミニバンとしてはかなりよく考えられていると思います。

ただ、今回の条件では少し足りませんでした。

シエンタは、三列目を格納したときの荷室が良いです。
ここはかなり魅力でした。
でも、後席空調がサーキュレーターだけという点が気になりました。

フリードは、後席クーラーがあるのが良いです。
夏場の後席を考えると安心感があります。
でも、三列目を跳ね上げたときに荷室が狭くなります。

どちらか片方だけなら我慢できるかもしれません。
でも、後席の快適性と荷室の広さはどちらも外しにくい条件でした。

コンパクトミニバンからミドルサイズミニバンへ

今回の比較で分かったのは、コンパクトミニバンに多くを求めすぎていたかもしれない、ということです。

コンパクトな車体で、三列シートがあって、荷室も広くて、後席空調もある。
この条件を全部満たすのは、かなり難しいと感じました。

特にカートを2台積む前提だと、荷室の形がかなり大切です。
単純な容量だけでなく、三列目を畳んだときに左右が空くかどうかも効いてきます。

そのうえで後席の快適性も求めるなら、コンパクトミニバンではなく、ミドルサイズミニバンを見たほうが自然だと思いました。

今後は、ノア、ヴォクシー、セレナ、ステップワゴンあたりを中心に検討していきます。

想定シーン別の向き・不向き

荷室の使い勝手を最優先したい場合

三列目を使わない時間が長く、とにかく荷室をすっきり使いたい用途では、床下格納方式のシエンタが有利です。カートや大きな荷物を積む機会が多いなら、この方式の恩恵は大きいと感じました。

後席の快適性を最優先したい場合

夏場に人や荷物を後席に乗せる機会が多いなら、後席クーラーがあるフリードの方が安心感があります。空調を優先するか荷室を優先するかで、同じコンパクトミニバンでも評価が逆転する構成だと思います。

荷室と空調の両方を妥協したくない場合

今回の私のように、両方とも外せない条件として持っている場合は、コンパクトミニバンというクラス自体が候補から外れやすくなります。ミドルサイズミニバンまで視野を広げる必要が出てくるはずです。

よくある疑問(Q&A)

Q. シエンタの後席にも冷房を効かせる方法はないのか。 A. サーキュレーターで前席側の冷気を送る構成のため、単独で強力に冷やす仕組みではないと理解しています。後席専用の冷房ユニットがあるフリードとは考え方が異なります。

Q. フリードの跳ね上げ式シートは、外して収納することはできないのか。 A. 車種やグレードによって仕様が異なるため、この記事の範囲では明言を避けます。検討時は実車やカタログで跳ね上げ後の荷室寸法を確認するのが確実だと思います。

Q. ミドルサイズミニバンだと車体が大きすぎて取り回しに困らないか。 A. コンパクトミニバンと比べれば取り回しの負担は増えると考えられます。そこは荷室・空調の条件と天秤にかけて、今後の比較で確認していく予定です。

コンパクトミニバンを検討するときのチェックリスト

  • 三列目を使わない時間帯の荷室の形(床下格納か跳ね上げ式か)を確認したか
  • 後席の空調が専用クーラーか、サーキュレーター方式かを確認したか
  • 積みたい荷物(今回はカート2台)の寸法を具体的にイメージできているか
  • 車体サイズと荷室・空調のどちらを優先するか、優先順位を決めているか

暫定的な結論

シエンタとフリードを比較した結果、今回はどちらも候補から外しました。

シエンタは、三列目を格納できる点が良かったです。
荷室を広く使うなら、かなり魅力があります。
ただ、後席にエアコンやクーラーがなく、サーキュレーター中心なのが気になりました。

フリードは、後席クーラーがある点が良かったです。
後席の快適性ではシエンタより安心感があります。
ただ、三列目が跳ね上げ式で、荷室の左右を圧迫します。
カート2台を積む用途では厳しいと判断しました。

結果として、コンパクトミニバンでは条件を満たしきれないと感じました。

今後はミドルサイズミニバンを候補にして、荷室、後席空調、三列目の使い勝手を重視して比較していきます。

製品リンク

トヨタ シエンタ

ホンダ フリード