2025/12/09

ウルトラワイドを見送ってWQHDデュアルにした理由:Zoom/Teams/Google Meetと画面共有から考える

#Monitor#Research#WQHD#Zoom#Teams#GoogleMeet

ウルトラワイドを見送ってWQHDデュアルにした理由

きっかけ:FullHDデュアル環境への小さな不満

ここ数年、在宅作業では

で作業してきました。

構成はシンプルで、

というスタイルです。

この構成自体はかなり気に入っているのですが、
使い続けるうちに、こんな不満が出てきました。

そこで候補に上がったのが、

の2パターンでした。


画面共有ツールごとの「できること」を整理する

まずは、自分がよく使うオンライン会議ツールの
画面共有の仕様を整理しました。

Zoom:画面の一部を共有できる

Zoomは、共有方法がかなり柔軟です。

この「画面の一部」機能を使えば、
ウルトラワイドモニター1枚構成でも、

といった使い方が現実的にできます。

Zoomだけを使うなら、ウルトラワイドとの相性は悪くありません。


Microsoft Teams:画面全体 or ウィンドウ単位

一方 Microsoft Teams は、

といった共有方法が中心です。

任意の一部分だけを切り取る共有機能はありません。

そのため、

という、どちらも少し扱いづらい状況になります。


Google Meet:タブ/ウィンドウ/画面全体

また Google Meet も、

という構成で、やはり 「画面の一部」共有はなし

Zoomのように「広い画面の一部だけを切り取る」運用は想定されていません。


自分の画面共有スタイルとのギャップ

ここで改めて、自分の画面共有スタイルを言語化してみました。

つまり、

「一度“画面全体共有”を開始したら、あとはアプリ切り替えだけで乗り切りたい」

というタイプです。

このスタイルと、Teams/Google Meetの仕様を突き合わせると、

という、どこかを妥協しないと成立しない構成になってしまいます。


ウルトラワイドを“やめた”決め手

ウルトラワイドを検討していたときは、

と、メリットもたくさん見えていました。

それでも 見送ることにした決め手 は、次の2点です。

  1. Teams/Google Meetで「画面全体共有」を維持するのが難しい
  2. 自分は「共有先のアプリをいちいち切り替える」のが、とにかくストレス

「Zoomだけならなんとかなるけど、
実際にはTeamsとGoogle Meetを日常的に使う」という現実を考えると、

ウルトラワイド1枚構成は、自分のワークフローと根本的に相性が悪い

という結論になりました。


方針転換:構成はそのまま、解像度だけ上げる

そこで発想を少し変えて、

という方針に切り替えました。

WQHD(2560×1440)は、FullHDと比べて

と、単純計算で 約1.78倍の情報量 が表示できます。

これを2枚並べれば、

という、「会議運用を崩さない」形でのアップグレードが実現できます。

具体的なモニター構成(Pixio PX277 PRO + JN-IPS27Q-C6)の組み合わせ案や、
狙っている改善ポイントについては、別記事で詳しくまとめます。

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